「生贄投票」江戸川エドガワ、葛西竜哉
講談社/eヤングマガジン
現在単行本は3巻まで発売中
生贄には社会的な死が待っているーーー。
学校が舞台のこの作品は、突如始まる「生贄投票」によってクラスメイトたちに、大きな波紋と混乱をもたらすことになります。
一体誰がどうしてこんな事を始めたのか。
そして、投票をきっかけに壊れていくクラスメイトたちの様子という点が見どころです。
社会的な死の描写は青年マンガらしい過激なものとなっていますので、そういった描写に抵抗の無い方はもちろん、ちょっと刺激のあるマンガが読みたい方にオススメです。
ここから先はネタバレを含みます
無料立読はこちらから!
【「生贄投票」のあらすじとネタバレ】
電車に揺られながら、メッセージアプリで友人たちといつもと変わらないやりとりをしている今治美奈都(いまばり みなと)がこの物語の主人公だ。
学校に着くと、友人たちが挨拶をしてくる。
その中の1人が、入山環奈(いりやま かんな)である。
クラスメイトがゲームアプリで盛り上がる様子を1人冷めたように眺めたかと思うと、クラス中に皆もこのゲームをやっているのかと問う。
すると、クラスメイトは口々に答えるのだ。
環奈はクラスの中で、女王のような存在なのだ。
主人公の美奈都は、環奈と同じグループにはいるが、まるでパシリのような扱いを受けていた。
しかし、慣れればそんな事も気にならないし、それなりに楽しく過ごせるし…とさえ思っていた。
ただ、メッセージアプリでの環奈による既読無視だけは美奈都の勘にさわっていた。
美奈都は自宅でスマホをいじりながら過ごしていた。
そして、時間は深夜0時になる。
たった今まで さわっていたはずのスマホの画面が急に切り替わる。
画面には「生贄投票」という文字が表示されていた。
ボタンは何も効かない…。
不審に思っていると、また画面が切り替わり、クラスの名簿が表示された。
試しに自分の名前をタップしてみるが、どうやら自分には投票とやらは出来ないようだ。
美奈都の頭には、環奈のことがよぎる。
環奈はクラスでもトップの立ち位置にいる。
最近では読者モデルとしても活躍し始めた。
同じグループにはいるが、メッセージアプリでの連絡はいつもスルーされる。
スルーするほど本当に忙しいのか…と。
そんな思いから、何となく環奈に投票をしてしまったーーー。
翌日、クラスではやはり生贄投票が話題になっていた。
そして、投票結果が12時に発表され、選ばれたのは入山環奈だった。
環奈に対する社会的な死とは何なのか…
気になる続きは、単行本または電子書籍にて!
無料立読はこちらから!
【「生贄投票」の感想】
仲良くふるまっていたはずなのに、好かれていたはずなのに投票されてしまう惨さ。
人間の汚い裏の部分というのが垣間見れる作品でしたね。
社会的な死というのも、インターネットが普及している現代だからこその設定だし、その怖さも堪らなかったです。
まだ1巻しか出ていないので、続きが早く読みたいです!
今後の展開がますます気になる、期待出来る作品ではないかと思います。
ぜひ、みなさんも手に取ってみて下さいね!
無料立読はこちらから!
Comments are closed, but trackbacks and pingbacks are open.